好きだとか、嫌いだとか。
病院に着いてから、ちぃ君が車椅子を持って待っててくれた。


「千尋。ありがとな!」


「大丈夫だよ。ちょうど連絡もらった頃にカルテ整理終わって。間に合ってよかった!梨乃ちゃん、大丈夫?」


「気持ち悪い。。。」


「酔っちゃった感じ?」


「さっき、学校出る前に保健室で戻しちゃって、今車乗ったからだと思う。吐きたいのに吐けない感じだと思う。とりあえず、吐き気止めの点滴しよ!」


こんな会話をしながら院内に入り、ひなにぃの待つ外来の診察室に入った。


「梨乃!大丈夫か?あと、千尋、隆斗。ありがとな」


「梨乃ちゃん、さっき保健室で戻して、車でも酔っちゃって。吐きたいのに吐けなさそうだから、吐き気止めの点滴してもいいか?それとまだ外来続くだろ?俺と千尋で診ておくよ?」



「まぢ?ありがとな!お願いするわ。」


「じゃあ奥のベッド借りるよ!」








そんなこんなで、私は今、ちぃ君とりゅう君に点滴をされようとしているところです💦💦


泣き叫びたいけど、今カーテンの先ではひなにぃが外来中で患者さんを診ている。



どうしよ💦💦💦💦



そんな事考えてたら、ちぃ君が点滴のパックとかを持ってこっちに向かってきた。



「梨乃ちゃん緊張しすぎだって!w大丈夫だから!」


「痛いのは一瞬だけだよ!頑張ろ?」



りゅう君とちぃ君が宥めようとしてくれてるけど、今の私にそんなことは通用しない!!


だって私は、、、










大の病院嫌いだから!










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