好きだとか、嫌いだとか。
梨乃side
いつも私は、まず、教室に入ったらみんなに挨拶をする。そして自分の席に着く。
だけど今日は違った。
やばい。具合悪い!
家出るまえは自分でも微熱があることにすら気づかなかったのに、今は頭痛いしフラフラするしで事件!
でも朝、あれだけ大丈夫!って言っちゃったから、そうそう簡単には早退できない。。。
なんて考えていたら、同じクラスの友達、黛 仁奈が来た。
ちなみに仁奈のお兄ちゃんは、私たちのお世話になっている病院の先生!
しかも、ひなにいの昔からの幼なじみで、私たちは黛家に結構お世話になってるの!
だから、りゅう君って呼ばせてもらってる!
「おはよ!!!どうしたの?あ、もしかして、具合悪い?」
「え、!べ、別に、大丈夫、だよ?」
「ほんとに〜??てゆーか!!1時間目体育だよ?」
「も、もちろん。授業出るよ?」
「ダメ。体育は見学して?お願い。」
「なんで?大丈夫だよ!」
「何がなんでも絶対にダメ!!それより、具合悪い事茜ちゃんに言った?」
「あ、言ってない💦💦」