世界No.1の総長と一輪の花 1.5
彼女を襲ったことは一度だけある。
朝方に、“彼氏ができた”って言われ日。
その言葉を聞いた瞬間、すぐに目を覚ました。
その彼氏が誰かとか、どこで会ったとか…全部聞く前に……キスした。
自分でも最低だと思う。
けど…どうしても好きな子のことになると止められない。
この子を俺だけのものにしたい
って思ってしまうんだ。
知れば知るほど、前よりも確実に花莉を好きになっていく。
彼女と暮らすようになってから、今まで知らなかったことをたくさん知った。
彼女の花が咲いたような笑顔を向けられたら、もう、どうしようもなく『好きだ』と伝えたくなる。
これからも一緒に暮らすのに…俺は本当に大丈夫だろうか。