君は同期で幼馴染で××で
「おはよう、真紀ちゃん」

目が覚めて隣で眠る陸を見つめていると、視線を感じたのか、もそもそと陸が目を覚ました。朝が苦手な陸は、私より遅く目覚める。
眩しそうに私を見つめると、自然に口付けする。恥ずかしさはあるものの、自然と口元が緩んでしまう。

今日は昨日話していた通り、引越しのこととか、これからの生活のことを話し合うことにした。

「引っ越しは予約しておくね。入居の日の朝にお願いして、片付いたらカーテンとか必要なものを買いに行こう。入居が土曜日だから、その週末でなんとかなるかな」

仕事のできる陸は、こういうこともサクサクと進めてくれる。

「それまでに、家具はどうするかじっくり考えていこうね。あっ、でも絶対にベッドは買い換えるから。２人でゆっくり寝られるサイズにね」

なんだか、陸がうきうきし出した。


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