君は同期で幼馴染で××で
「陸……」

「真紀ちゃん。早く、僕が真紀ちゃんのことを好きなのと同じぐらいの大きさで、僕のことを好きになってね」

ちゅっと額に口づけする陸。
これまでも、私に対しては幼馴染みとしてあまかったけど、恋人になった途端、心臓に悪いぐらいますますあまいんですけど……
真っ赤になって俯くしかできない私。これから、大丈夫なんだろうか……

「さてと。じゃあ、真紀ちゃんと恋人になれたことを報告しないと!!」

「えっ?誰によ?」

困惑する私を横目に、陸はスマートフォンを取り出して、どこかに電話をかけ始めた。わざわざスピーカーにして……




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