君は同期で幼馴染で××で
「ところで、おばさんも言ってたけど、部屋のことはどうする?」

今日は一日中、私の部屋にいると決めた陸は、2人分のコーヒーを持ってソファーに座った。もちろん、ぴったりとくっついて。

「り、陸。近くない?」

「いいじゃん。やっと堂々と真紀ちゃんにくっついていられるんだから」

えっと……これまでも、堂々とまとわりついていた気がするんですが。

「で、僕の話を聞いてた?部屋のことなんだけど」

「今のままじゃだめなの?」

「えぇ……真紀ちゃんと一緒にすみたい」

仔犬のように額をすりすりしてくれるな……あまえてくる陸が可愛く見えてしまう。

「で、でも、今だってしょっちゅう行き来してじゃない」

「それでも、24時間いつでも一緒じゃないでしょ?僕はいつでも真紀ちゃんと一緒にいたいし、一緒のベッドで眠りたい」

「い、一緒のベッド!?」

「そうだよ。いつでもどこでも、真紀ちゃんと一緒にいたいし、好きだから触れていたい」

「ふ、ふれ、触れていたいって……」

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