愛くるしいうさぎ


そう思ったとき



プルルル…プルルル…



え!?もしかしてりょうくん!?




わたしは名前も見ずに電話をとった



「もしもし!りょうくん?!ちょっと今なにしてるの!?」



『お、おい。冬華…俺兄ちゃんだけど…』



え?



「あ、ごめんりょうくんだと思った」



ごめんごめんと謝っておきながら
内心ではりょうくんじゃないのか!!
って怒りがふつふつと…




『なんだ?まだ涼介来てないのか?』


りょうくんはお兄の後輩



「そうなんだよねー」



『まぁ、気長に待ってやれよ』



もう30分たつんですけども…?



『で、俺の用件は母さんが
クリスマスケーキ作ったから食べろよ!』


じゃ!と言われ切られた



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