愛くるしいうさぎ
りょうくん
なんだそら
急にかけて急に切るって…矛盾だわ
てかまじでなんで来ないわけ
はぁとため息をついたその時
「冬華…!!!」
りょうくんだ
「ばっかじゃないの!
いつまで待たせるつも…っ…!」
わたしがそこまで言いかけた時
りょうくんに抱き締められていた
「え?」
「ごめん冬華。こんな寒いのに待たせて」
なんでそんな泣きそうなのよ
泣きたいのはこっちよ
「許さない」
そう言いながら彼の背中に
手を回すわたしは相当馬鹿なんだろうな
「ごめん…」
「許さないんだからね!もう!」
絶対ゆるさないと決心した私はりょうくん
から手を外した