愛くるしいうさぎ
りょうくんがいっぱい謝っても許さないもん!
「冬華…ごめんな」
これ取りにいってたんだ
とポケットから何か出してきた
「メリークリスマス冬華」
優しい笑顔を見せながら
わたしの手に何か乗せた
見てみると手に乗っているのは
可愛らしい白いうさぎだった
「可愛い…」
目がくりくりっとしていて
白いもふもふのマントをつけている
「だろ?」
わたしはコクっとうなずきながら
うさぎをガン見していた
…このうさぎが手に持っている箱はなんだろう
何故かうさぎが赤い小さな箱を持っているのだ
「ねぇ、りょうくん?この箱なに?」