恋の予言【短編】
その時―――



「あの占いのお姉さん、凄かったね!」



興奮気味に話す女の子の声に芳乃は振り返った。



「本当!何でも言い当てちゃうんだもん。ビックリしたね」



「うん。あたしのも当たってた!」



―――占い?



芳乃は気になって、二人組の女の子に声をかけた。



「すみません、その占いってどこへ行ったらできるんですか?」

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