恋の予言【短編】

ベンチに座って出店を眺めていると、



キュルル。



お腹が鳴った。



朝から何も食べてないからなぁ。



その時――



目の前にたこ焼きが差し出されて芳乃の目が輝いた。



「明人、気が利くじゃん」


笑顔で顔を上げた芳乃は、次の瞬間固まってしまった。



誰、この人・・・?
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