恋の予言【短編】
たこ焼きを差し出したのは明人ではなかった。


スラリと長身の綺麗な男。


「腹減ってるんでしょ?食べなよ」



男はそう言って笑った。




これってもしかして―――ナンパってやつ!?


「ありがとう」



芳乃は素直に受け取った。


「えっと・・あなた誰?」


「さっき会っただろ」



「え?」



芳乃は目を丸くした。



こんな人知らないんだけど・・・

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