恋の予言【短編】

「明人、今日から兄妹だね」


「そうだなぁ」


明人はベッドにゴロンと横になった。



「人生って不思議だよなぁ。―――アイツは前からこうなる事を知ってたのかな」


「・・きっとね」



「芳乃はアイツの事、どう思ってんの?」



「どうって・・・。運命の人とか言われたら、やっぱり意識しちゃうよ」




でもなんか悔しいから、そう簡単には好きになってやらないんだから。


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