始まりはクールな御曹司とのとろける様な一夜から

情熱的なきみからの2度目の告白

悠人が、恭吾さんと話してくれ、恭吾さんは納得してくれたみたいだった。


話の内容は…全然聞いてないけど…


とにかく、私は、恭吾さんが、早く素敵な人と出会ってくれることを願った。


両親にも、ちゃんと話すことが出来たけど、今度は、悠人に会わせろって言い出して。


早く結婚して欲しいみたいだ。


相手が月城グループの御曹司とは言ってないけど、知ったら驚くだろうな…


月城グループは、恭吾さんの会社の何十倍もの資産を持ってるから。


両親には、そんな人をお婿さんとして迎えるのはかなり荷が重いだろうし、私だって、身分不相応だと思ってる…


本当に…どうしたらいいんだろう。


私達は、まだ付き合ってもいない。


どれだけ考えても、答えが出ないまま…


今日もまた、シャルムでの1日が始まった。


私達は、悠人の予約のお客様をお迎えした。


『いらっしゃいませ、長瀬様』


『あら、梨花さん。今日は顔がむくんでるみたいね、飲みすぎたのかしら？』