始まりはクールな御曹司とのとろける様な一夜から
だから、もう、何度も思って来たけど、絶対に、みんなにも幸せになってもらいたかった。


それは、間違いなく、心からの思い。


例え、私を嫌いな梨花さんでも…


悠人の話しを聞いて、シャルムの仲間は、みんな、私達のことを祝福してくれた。


嘘をついていたことを責める人は、誰も居なかった。


本当に…有難かった。


『穂乃果さん。そうだったんですね。でも、よかったですよ。昨日は帰ってから、ずっとモヤモヤしてたから。悠人さんが相手だとわかって、スッキリしました』


輝くんが、言ってくれた。


『ごめんね、嘘ついて…悠人とはいろいろあって、みんなにちゃんと言えなくて、本当、私は、輝くんのこと傷つけたよね』


『まさか。傷つけられたなんて、全く思ってませんよ。僕は、あなたの相手が悠人さんで、本当に良かったと思ってます。他の人だったら、嫌だったかも知れないけど、悠人さんなら…何の文句もありませんよ。僕の憧れの人なんですから。穂乃果さんは…必ず幸せになれます』
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