始まりはクールな御曹司とのとろける様な一夜から

ところどころに飾られた、イルミネーションが、キラキラして、とても綺麗だ。


朝からずっと一緒にいるけど、今日1日、悠人は、他のお客さん達からずっと注目の的だった。


2人で歩いてると、必ず女性は、みんな悠人を見る。


あまりのイケメンぶりに、2度見する人も。


男性だって、チラッと見ていく。


きっと、同性からも憧れられるような容姿なんだろう。


細身の長身、綺麗な顔立ち、肌も相変わらずきめ細かくて、サラッとしてる。


センターパートの少し長めの前髪が、すごく色っぽくて…


オシャレすぎて、隣にいる私は、いつも浮いた存在。


だけど、もう、あんまり気にしない。


悠人が、こんな私でも、可愛いって言ってくれたから…


もちろん、まだまだ自分に自信なんてないけど…


私は、その言葉を信じるって決めたから。


悠人が私を認めてくれてるなら、周りがどう思っても関係ないって、やっと…少しは、そう思えるようになったんだ。