始まりはクールな御曹司とのとろける様な一夜から
そんな勤務体制でも、シャルムのみんなは理解してくれて、助かっている。


私は、若い人達に交って、パートのおばさん状態になってるけど、でも、悠人には考えがあって…


今、自宅の敷地内に、小さいけど、美容院を作ってくれているんだ…


そう…


私のお店。


嘘みたいだけど、今年の結婚記念日に、悠人がプレゼントしてくれた話し。


こんな素敵なプレゼント、最初は申し訳なくて戸惑った。


だって、自分の努力でお金を貯めて、お店を出すわけじゃないから…やっぱり、気が引けたんだ。


でも、悠人がそうするべきだと強く背中を押してくれて…


だから、私は、悠人に甘えることにした。


お店が完成したら、私はシャルムを辞める。


ここでオーナーとして経営もしながら、美容師として頑張って行こうと思っている。


悠人の、私へのどこまでも深い想いに、本当に…感謝しかなかった。


悠人は言ってくれた…
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