始まりはクールな御曹司とのとろける様な一夜から
プレゼント以外にも、普段から、悠人には、ちゃんと素敵な言葉ももらっている。


確かに、ものすごく、甘やかされてるかも知れないな…


でも、悠人は言ってくれた。


『穂乃果には、どんなに言葉をかけても、どんな贈り物をしても…全然気持ちを伝えきれてない気がするんだ…普段、なかなか側にいてやれないから…』


って…


私には、どれだけ短い時間であっても、悠人がただ側にいてくれるだけで、それで満足なのに。


ここまで想ってくれるのは、どうしてかな…って、不思議に思うことがある。


思わず、それを口にしたら、悠人は、


『前にも言ったことがある…それは理屈じゃないんだ。俺がそうしたいから、そうする。ただ、それだけ。もちろん、うしろめたいことがあるからしている訳じゃない。それだけは、絶対に心配しなくていい。穂乃果に出会ったあの日から…俺は…毎日毎日、穂乃果に恋をしている。どんどん好きになるし、他の誰にも渡したくない。この想いは募るばかりだ…穂乃果が愛おしい』
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