始まりはクールな御曹司とのとろける様な一夜から
『嫌だ。離したくない。俺…今までこんな気持ちになったことなかった…2人に声もかけれず、俺は…輝にヤキモチを妬いた』


ヤキモチって…?


輝くんに?


『私…何もしてないよ』


『…そうだな。でも…事実、俺は2人を見て、ヤキモチを妬いたんだ。こんな感覚、初めてだ。情けないな。穂乃果といると…俺の知らない部分がどんどん出て来て…自分でも正直驚いてる…』


悠人…


私なんかに、悠人みたいな超イケメンが、ヤキモチ妬くなんて…


信じられないよ…


本当にそんな風に思ってるの?


いつまで経っても、まだ半信半疑で…


あまりにも、悠人の言葉が甘過ぎて、まるで、間近でお芝居を見てるようで…


こんなの、やっぱり、美女が恋愛映画で言われるセリフだよ…


実際に、自分に起こってることだとは思えない。


素直に受け取れない…


悲しい…


どうしてなんだろ。
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