極上御曹司はウブな彼女を独占愛で堕としたい
初めて流星さんの揺れる瞳を見た気がする。
兄との関係がどのようなものだったのか聞けずじまいだけど、今でも兄との約束を守ろうとしてくれる流星さんに胸が熱くなる。でももう私は守ってもらうだけの子供じゃない。
「兄との約束を守ってもらえて感謝してます。でも、私は今日で大人になりました。約束は反故にしてもらって結構です。自分の事は自分で何とかします。流星さんが立場のある人でもうすぐ結婚するのもわかってます。けど、流星さんに責任を擦り付けるような事はしません。今日のことも誰にも言いません。私はただ、一度でいいから、好きな人を独り占めしたいだけなんです」
「好き?」
流星さんがピクリと反応した。
私はとうとう一生言うまいと決めていた思いを吐露してしまった。でも今日だけは言わせて欲しい。ずっとずっと心に秘めていた想い。
「流星さんが好き。出逢った時から好きでした」
手が離れ身体を起こした流星さんは私の言葉が信じられないのか心底驚いた顔をする。
「私の願いを叶えてくれるのは流星さんだけなんです」
結ばれないとわかってるから、だから今日だけは夢を見させてほしい。流星さんに包まれたら例え別れが待ってるとしてもきっと思い残すことはない。
兄との関係がどのようなものだったのか聞けずじまいだけど、今でも兄との約束を守ろうとしてくれる流星さんに胸が熱くなる。でももう私は守ってもらうだけの子供じゃない。
「兄との約束を守ってもらえて感謝してます。でも、私は今日で大人になりました。約束は反故にしてもらって結構です。自分の事は自分で何とかします。流星さんが立場のある人でもうすぐ結婚するのもわかってます。けど、流星さんに責任を擦り付けるような事はしません。今日のことも誰にも言いません。私はただ、一度でいいから、好きな人を独り占めしたいだけなんです」
「好き?」
流星さんがピクリと反応した。
私はとうとう一生言うまいと決めていた思いを吐露してしまった。でも今日だけは言わせて欲しい。ずっとずっと心に秘めていた想い。
「流星さんが好き。出逢った時から好きでした」
手が離れ身体を起こした流星さんは私の言葉が信じられないのか心底驚いた顔をする。
「私の願いを叶えてくれるのは流星さんだけなんです」
結ばれないとわかってるから、だから今日だけは夢を見させてほしい。流星さんに包まれたら例え別れが待ってるとしてもきっと思い残すことはない。