極上御曹司はウブな彼女を独占愛で堕としたい

叶side

旦那さま(流星さんのお父さま)達が、泊まることになってから2週間。
人数が増えた分、掃除洗濯など家政婦としての仕事が増えた。けどその代わり紀子さんと手分けしてるから大変でも仕事はすぐ終わる。
それにまるで大家族のようで毎日楽しかった。
ひと仕事終えて日課になった紀子さんと休憩がてら、茶道を習ってるので未熟ながらもお茶を点てて振舞った。とっても美味しいと喜んでくれて習って良かったと私も嬉しく思う。
楽しく会話してると、今日は大学が休みらしい風雅さんが部屋から出てきた。
「かーなうー、買い物付き合ってー」
「はい、どちらまでですか?」
「そこのまほろば。新しい服が欲しくてさ」
「かしこまりました。支度してきますのでお待ちください」
紀子さんに了承を得て身支度を整え風雅さんと一緒にMAHOROBAに向かう。
そこには日本人デザイナーのアパレルブランドが入っていて風雅さんのお気に入りだそう。
風雅さんは一番お母様に似ているそうで、金髪に瞳はブルーとグレーが混ざったような不思議な色をしていてとても綺麗だ。
キリッとした流星さんと優しい和泉さんの中間的な雰囲気で、アイドルやモデルじゃないかと思うほど日本人離れした綺麗な顔をしている。実際スカウトされた事が何度もあるらしい。

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