極上御曹司はウブな彼女を独占愛で堕としたい
「お前、叶ちゃんに振られたのか?」
「何言ってんだお前は。なんで俺が叶に振られなきゃならないんだ。あいつをそんな目で見たことは無いぞ」
憮然とした横顔に呆れ果てる。
どの口が言ってんだか、流星の顎を掴んでウリウリとやってやりたかった。(返り討ちに合うからやらないが…)
人に関心が無く誰に対しても冷徹なやつだったのに、叶ちゃんが来てから、それはそれは大事に叶ちゃんを見守る流星は人が変わったように優しくなった。傍から見ていて誰もが気付いているのに、それがどういうことか当の本人が気付いていない。
だが、まあいい。
それならそれで好都合だ。流星の悪友と呼ばれるこの俺が優しいだけじゃないってのは流星も承知のはず。お前が気付かない内に俺が横からかっ攫ってやる。
「そうかよ。じゃあ俺は叶ちゃんがちゃんと帰ったか心配だから確認してくる。家に帰ってたらいいが…」
「…あいつならあそこにいる」
流星はじっと外を見続けていた。
俺もその目線を辿り目を凝らして外を見つめた。
「何言ってんだお前は。なんで俺が叶に振られなきゃならないんだ。あいつをそんな目で見たことは無いぞ」
憮然とした横顔に呆れ果てる。
どの口が言ってんだか、流星の顎を掴んでウリウリとやってやりたかった。(返り討ちに合うからやらないが…)
人に関心が無く誰に対しても冷徹なやつだったのに、叶ちゃんが来てから、それはそれは大事に叶ちゃんを見守る流星は人が変わったように優しくなった。傍から見ていて誰もが気付いているのに、それがどういうことか当の本人が気付いていない。
だが、まあいい。
それならそれで好都合だ。流星の悪友と呼ばれるこの俺が優しいだけじゃないってのは流星も承知のはず。お前が気付かない内に俺が横からかっ攫ってやる。
「そうかよ。じゃあ俺は叶ちゃんがちゃんと帰ったか心配だから確認してくる。家に帰ってたらいいが…」
「…あいつならあそこにいる」
流星はじっと外を見続けていた。
俺もその目線を辿り目を凝らして外を見つめた。