あなたの隣~憧れ先輩と営業外回りペアになりました~
予期していたことが現実になった・・・。

「お前はもう一人でも大丈夫だって、今日の須藤を見ていて確信が持てた。桐谷がいなくても頑張れよ。」
「・・・はい」
「それと」
「・・・?」


石崎課長からの話が頭から離れない。

私は仕事が終わらない先輩よりも先に一人、先輩のマンションに帰った。
もらったばかりのカギを使って、暗証番号を押してカギを開ける。

そして先輩のにおいのする部屋に入って電気をつける。

私は部屋の中央にあるソファに座った。
そこにはたくさんの薬や医学に関する本・・・
立ち上がり本を手にしてページを開くと先輩が大切なところにたくさんマークを付けていた。
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