★【純愛DAYS〜最終話☆光里と誠実〜】
それだけ言うと、
冷静さがなくなってか涙を堪えている唯香ちゃん。



光里が戻ってくるなり、
俺もやっぱり目で追ってしまうのは昔と全く同じ。



『誠実くん、やったじゃん!
光里も気にしてたよ。ふたりが戻るべき場所に戻るのが一番だね』

『ありがとうな…』



思っている以上に動けないけど、
悠樹たちが割って入ってくれたから行けたみたいなものはある。



『誠実、後悔するなよ。告げてから後悔しろよ』

『お前、変わったな…』



悠樹って本当に優しくて頼りになる親友。



『お前…。お前なぁ…』


悠樹や阿佐たちと笑いあった時、
昔とは違う環境にあるんだと素直に認めることができる。




目の前では…別れてからも好きだった光里が存在。



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