★【純愛DAYS〜最終話☆光里と誠実〜】
『日向くん…。
いつもありがとう。
これ…どうぞ♪』



体育館裏で、
かわいくラッピングされた袋を手渡された



『あっ。ありがとう…』

『またね…』

『光里♪』

『うん?』



振り返ってくれたのに俺って、意気地なしだよな



『いや…何もない…。
ありがとうなっ♪』



光里は先に教室に戻っていたし、
教室には誰もいない…


ふたりっきりになってしまったことを確認するけど……もっともっと意識するようになっている俺は話せずにいる。





『また明日ね♪♪ 』

『おぅ♪ 』



言葉の足らなさを痛感しながら、
先を歩く光里を見つめていた。





帰ってからだって、
チョコレートを食べるのがもったいない…そう思っていたけど


中に何かが入っていることを知った……


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