きみとずぅっと一緒にいたいよ。
「お前さぁ夢華ちゃんに告ったんだろ?」

え?なんでこいつ知ってんの?

「うん。」

「好きなんだろ?」

何こいつ?

「うん。」

「じゃあ言っとく、でも、今から言うことは誰にも言うなよ?」

どういうこと?

俺は分からないまま首を縦に振った。

「俺、昨日見たんだ。」

「何を?」

「昨日俺が学校の近くを通ったとき20歳くらいの男が佐藤先生に夢華にあわせろって言ってた。」

「はぁ?」

それがどうしたって言うんだ?

「佐藤先生は絶対夢華ちゃんにそいつを会わせるつもりだ。」

秀人はなぜか焦ってる。

いつも、クールな秀人が・・・

何かおかしい。

「どうしたんだ!なんかお前らしくないよ!」

「どうしたじゃねーよ!夢華ちゃんが危険なんだよ!わかんねーのかよ!」

『危険』その言葉が俺の頭をよぎった。

「危険?俺意味わかんねーよ」

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