きみとずぅっと一緒にいたいよ。
「芽衣。」

「ん?」

「ごめんね。」

「・・・うん。」

「怒ってる?」

その返事をきくのはいやだった。

「うん。」

ヤバイ。泣きそう。

「あたし最悪やん。ずっと芽衣の恋応援してきたのに、あたしが裏切ったみたいで。」

芽衣は黙ったまま。


「ほんまごめんね。あと、今までありがとう。」

あたしは、その場からにげようとした。

もうだめだと思った。

でも、

「待って!!」

芽衣のめったに出さない大きな声に反応して立ち止まった。

「待って。」

今度はやさしく。

後ろから芽衣の近寄ってくる足音が聞こえる。
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