Ⓒランページ
「彼女ほしいとか思わないんですか?」
「そりゃほしいけど、ほしいからってすぐにできるわけじゃないじゃん?」
「まあ確かに。ちなみにどういう人がタイプですか?」
「そうだな……ショートカットの人が好きかな。あとは金髪の方が好き。ショートカットで金髪で、黒中心のコーデで、背が低くて、ショートパンツを履いてて、甘い匂いのタバコを吸ってるような人」
「なんかロッカーって感じしますね!」
「自分にはない要素だから魅力的に見えるのかな。キミにはそういうところない?」
どうだろうとキミは考える。彼のタイプの女性とは程遠いキミ。かと言ってそういう女性に憧れるだろうか。彼のタイプをそのまま男性に当てはめたような人を好きになるだろうか。
「容姿は置いておいても、性格とかならそういうところあるかもしれないですね」
「でしょ? ちなみにキミのタイプはどんな人なの?」