Ⓒランページ
7、Kの誕生。
ところで、キミは僕が一体何者なのか知らないんじゃないかと思う。
ここでの「キミ」は、「キミ」ではない「キミ」のことで、わかりやすく言えば、物語に出てくる「キミ」には当てはまらない「キミ」のことを指している。
そんなキミたちのためにこの辺りで僕のことを少し話しておこうと思う。
『©︎ランページ』の語り手であり、「キミ」にとって「最低」な男である僕のことを。