私の推しはぬこ課長~恋は育成ゲームのようにうまくいきません!~
「ぁっ…っぁあ…」
鼻にかかった声を出しながら、須藤課長のワイシャツにしがみついた。
「愛衣さん好き。どうしていいかわからないくらい好きだ」
甘い愛の囁きで胸がドキドキしていると、須藤課長の唇が私の首筋をなぞっていく。時折皮膚を強く吸い上げる痛みすら、ゾワッとしたものがあって、淫らな声がどうしても出てしまった。
「充明くんっ、気持ちいいっ、んあっ」
「愛衣さんとのはじめては一度きりなのに……。このまま止められない」
「えっ?」
こんな状況なのに、不穏な言葉を告げた須藤課長を不思議に思って、上半身をあげかけたら、大きな手がバスタオルを躊躇なく外した。そのまま導かれるように、須藤課長は私の胸元に顔を寄せる。片手は胸を揉みしだき、空いた胸を口に含んで吸いまくる。
「あ……っは…ぁ」
起き上がっていたけど、感じさせられるだけで力が自然と抜け落ちてしまい、簡単にベッドの上に戻された。
「愛衣さんは、どこまでも柔らかくてあったかくて、俺をとことんダメにする。ずっと縋りついていたい」
「私も……離れたくないです」
「ありがとうございます。そう言っていただけただけで、胸がいっぱいになりました。もうやめましょう」
須藤課長は脇に退けてあったバスタオルを手に取り、体にそっとかけて、私の裸体を優しく隠す。顔を真横に背けているせいで、彼がなにを考えているのかわからない。
「充明くん、どうして?」
しっかり起き上がりながら両手でバスタオルを押さえて、前を見えないようにしたけれど、そんなことをする必要がない態度をとられてしまう。しかもそれ以上につらかったのは、須藤課長がそれっきりなにも言わないことだった。
(あんなに求めてくれたのに、どうして拒否ることをしているんだろう?)
「須藤課長……」
「愛衣さんすみません。ないんです」
そう言って、両手で顔を覆い隠してしまう。
「ないって、なにがないんですか?」
「ゴムがないんです! こんなに早く愛衣さんとベッドを共にするなんて思いもしなかったので、用意してませんでしたぁ……」
「ぇえ、あぁ…そう、でしたか」
抱き心地が悪くて嫌われたんじゃないことに、心底ほっとした瞬間だった。
「あと隠していてもいつかはバレるので、正直にお見せします」
顔を覆っていた両手で髪を無造作にかきあげてから、締めていたネクタイを手際よく外し、ワイシャツのボタンもさっさと外して上半身裸になった須藤課長は、ベルトに手をかけた。
実はこの時点ですでに違和感を覚えていたけれど、なにも言わずに事の成り行きを見守る。
私の視線を感じていたからか、須藤課長はどこか諦めた顔でベルトの音をたてながら荒々しく外して、下着と一緒にスラックスを下ろした。そこで目にしたモノがあまりにもアレで、言葉が出ない。
直視するのもなんだか恥ずかしくて、思いっきり俯いてしまった。
鼻にかかった声を出しながら、須藤課長のワイシャツにしがみついた。
「愛衣さん好き。どうしていいかわからないくらい好きだ」
甘い愛の囁きで胸がドキドキしていると、須藤課長の唇が私の首筋をなぞっていく。時折皮膚を強く吸い上げる痛みすら、ゾワッとしたものがあって、淫らな声がどうしても出てしまった。
「充明くんっ、気持ちいいっ、んあっ」
「愛衣さんとのはじめては一度きりなのに……。このまま止められない」
「えっ?」
こんな状況なのに、不穏な言葉を告げた須藤課長を不思議に思って、上半身をあげかけたら、大きな手がバスタオルを躊躇なく外した。そのまま導かれるように、須藤課長は私の胸元に顔を寄せる。片手は胸を揉みしだき、空いた胸を口に含んで吸いまくる。
「あ……っは…ぁ」
起き上がっていたけど、感じさせられるだけで力が自然と抜け落ちてしまい、簡単にベッドの上に戻された。
「愛衣さんは、どこまでも柔らかくてあったかくて、俺をとことんダメにする。ずっと縋りついていたい」
「私も……離れたくないです」
「ありがとうございます。そう言っていただけただけで、胸がいっぱいになりました。もうやめましょう」
須藤課長は脇に退けてあったバスタオルを手に取り、体にそっとかけて、私の裸体を優しく隠す。顔を真横に背けているせいで、彼がなにを考えているのかわからない。
「充明くん、どうして?」
しっかり起き上がりながら両手でバスタオルを押さえて、前を見えないようにしたけれど、そんなことをする必要がない態度をとられてしまう。しかもそれ以上につらかったのは、須藤課長がそれっきりなにも言わないことだった。
(あんなに求めてくれたのに、どうして拒否ることをしているんだろう?)
「須藤課長……」
「愛衣さんすみません。ないんです」
そう言って、両手で顔を覆い隠してしまう。
「ないって、なにがないんですか?」
「ゴムがないんです! こんなに早く愛衣さんとベッドを共にするなんて思いもしなかったので、用意してませんでしたぁ……」
「ぇえ、あぁ…そう、でしたか」
抱き心地が悪くて嫌われたんじゃないことに、心底ほっとした瞬間だった。
「あと隠していてもいつかはバレるので、正直にお見せします」
顔を覆っていた両手で髪を無造作にかきあげてから、締めていたネクタイを手際よく外し、ワイシャツのボタンもさっさと外して上半身裸になった須藤課長は、ベルトに手をかけた。
実はこの時点ですでに違和感を覚えていたけれど、なにも言わずに事の成り行きを見守る。
私の視線を感じていたからか、須藤課長はどこか諦めた顔でベルトの音をたてながら荒々しく外して、下着と一緒にスラックスを下ろした。そこで目にしたモノがあまりにもアレで、言葉が出ない。
直視するのもなんだか恥ずかしくて、思いっきり俯いてしまった。