先生と私の恋日記
1月31日
今日は金曜日だったので、女バレの練習が終わった後、男バレの練習に参加した。
「先生ー、今日残ります。」
私は一応、練習に残ることを伝えてから準備に参加しようとすると、先生が
「帰れよ。」
と私をからかってきた。
私は聞き間違いかと思い、
「えっ?」
と聞き返すと、先生はまた
「帰れよ。」
と言ってきた。さっきよりも口の端をあげながら…。そして、それに続けて
「後30分くらいしたら帰るでしょ?」
そう、私は最終バスの時間に合わせて少し早めに練習を抜けさせてもらっていた。先生は本気かどうかはともかく帰りを心配してくれたのだ。
「でもやります。」
私は先生の前では反抗期なので、先生の言う事は大体聞かない。それに先生の言う事は大体いじりがほとんどなので、本気にしてたら思う壺だ。
なんだかんだあって、私は男バレの練習に参加した。
サーブレシーブの練習のとき、男バレの人は私のサーブを弾き、そのボールは先生のところへいった。でも、先生はそれに気づいてちゃんとキャッチした。
私は手を上げて、先生にボールを投げるよう要求すると、先生は強く投げる素振りをしてきた。
私は少しだけ驚き、ビクッとなった。
(もう、またそうやって…。)
先生はゆるく投げて返してくれた。
私は先生がからかってくれることに喜びを感じていた。
私のこと嫌いじゃないんだ。むしろ…。