先生と私の恋日記

 2月15日

 今日は審判講習会だった。

 お昼頃に少し練習して、ゲームを始めるという感じだった。

 先生は午後から男バレの練習があって来れないため少し残念だったけど、昨日の「頑張って。」
の一言で私はめちゃめちゃ頑張れる気がした。
 

 練習中、体育館のドアが開くと、そこには先生が立っていた。

 (男バレの練習があるのにどうして?)

 私は驚きと嬉しさに顔から笑みが溢れた。
 
 元同期の相手チームの人は私がその先生を好きだと知っているので、私の顔を見てニヤニヤしていた。


 先生はすぐに帰ってしまった。

 すぐ済むような用事があったのだろう。私は残念に思いつつも、会えた喜びで胸がいっぱいだった。


 1時間程練習した後、ゲームを開始した。


 

 結果は全敗。テスト明けで昨日とついさっきの1時間しか練習してないのもあったが、正直みんなそれを言い訳にちゃんとやっていなかったというのもある。


 私は悔しくて、帰りの車の中で涙を呑んだ。


< 47 / 61 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop