先生と私の恋日記
2月21日
今日も女バレの練習の後、男バレの練習に参加した。
練習の途中、先生の前を通ると先生が声をかけてきた。
「膝、大丈夫?」
「はい。」
「そういえば、手紙とミサンガありがとな。全然気づかなくて、火曜日に『お菓子食べよっかなぁー。』って思って、袋開けたら入っててびっくりした。」
バレンタイン当日に開けてくれなかったのかな…と少し悲しくなったけど、素直じゃない先生がこんなにも素直にお礼を伝えてくれたことが嬉しかった。
(実はめっちゃ照れてるんだろうなぁ…。顔に出てないけど。可愛い…。)
「体育教師なんの?」
そう、私は手紙に感謝の思いと共に
ー体育教師になろうかなぁと思うのでよろしくお願いしますー
と書いていた。
「あ、はい。たぶん…。」
「まぁ、無理にとは言わないけど。」
いつだったかは、
ー体育教師なれよ。俺が面倒見るからー
とか言ってたくせに…。
こんな不器用な先生も好き。大好き…。
正直、大学になんて行きたくないよ。先生がいないんだから。
願っても時は流れてく。先生との別れが向こうからやってくる。
将来が怖いよ、先生…。