腕を失った日〜あなたを、守りたい〜
「今年は部活ないから行けるよ!」
「やった〜!!一緒に行こう!!」
叶羽が言うと、美羽の目も輝く。
十月の初めには、二人の卒業した小学校で文化祭がある。去年「行こう」と二人で話していたのだが、叶羽の部活の都合で休めなかったのだ。
いつも一緒の二人だが、部活は違う。運動神経のいい叶羽はバレーボール部に所属しているが、美羽は英語部に所属している。部活の時間が違うため、休みの日もなかなか遊べなくなってしまった。
「どんな出し物があるのかな〜?」
「お化け屋敷とか入りたいね!」
二人でそんなことを話しながら、学校へと急ぐ。今日は、二人の所属している園芸委員会の仕事があるからだ。園芸委員会は、花壇の花に水をあげなければならない。
「美羽ちゃん、その指どうしたの?」
ジョウロで花に水をあげていた叶羽は、美羽の指にできた真新しい傷に気がつく。美羽は「ああ、これ?」と恥ずかしそうに言った。
「ヴァイオリンの弦を張り替えしてたら切っちゃったの」
「やった〜!!一緒に行こう!!」
叶羽が言うと、美羽の目も輝く。
十月の初めには、二人の卒業した小学校で文化祭がある。去年「行こう」と二人で話していたのだが、叶羽の部活の都合で休めなかったのだ。
いつも一緒の二人だが、部活は違う。運動神経のいい叶羽はバレーボール部に所属しているが、美羽は英語部に所属している。部活の時間が違うため、休みの日もなかなか遊べなくなってしまった。
「どんな出し物があるのかな〜?」
「お化け屋敷とか入りたいね!」
二人でそんなことを話しながら、学校へと急ぐ。今日は、二人の所属している園芸委員会の仕事があるからだ。園芸委員会は、花壇の花に水をあげなければならない。
「美羽ちゃん、その指どうしたの?」
ジョウロで花に水をあげていた叶羽は、美羽の指にできた真新しい傷に気がつく。美羽は「ああ、これ?」と恥ずかしそうに言った。
「ヴァイオリンの弦を張り替えしてたら切っちゃったの」