腕を失った日〜あなたを、守りたい〜
美羽はヴァイオリンを習っていて、将来は世界を飛び回るヴァイオリニストになることが夢だ。叶羽は何度も美羽の演奏を聴いたことがあり、美羽の夢を応援している。
「大丈夫?」
「大丈夫!弦が顔に飛んできた時よりずっとマシ」
「あの時は、話を聞いた時は「えっ!?」って言っちゃったよ」
「もうすぐコンクールが近いからいっぱい練習してるんだよね」
「また聴かせてくれる?」
「もちろん!!」
二人で水やりを終えた後、教室に移動してまた話し始める。叶羽は幸せで満たされていた。
その夜、文化祭に行くことをお母さんに叶羽が話した時、「げっ!アンタも来るの?」とお姉ちゃんが嫌そうな顔をし、喧嘩がまた始まったが……。
文化祭に行こうと約束してから数日後、叶羽はウキウキしながら支度をしていた。
ドット柄のブラウスにデニムを履き、ワインレッドのお気に入りのかばんを手にする。今から文化祭だと思うとわくわくする気持ちは抑えられない。
「あ、そうだ!」
「大丈夫?」
「大丈夫!弦が顔に飛んできた時よりずっとマシ」
「あの時は、話を聞いた時は「えっ!?」って言っちゃったよ」
「もうすぐコンクールが近いからいっぱい練習してるんだよね」
「また聴かせてくれる?」
「もちろん!!」
二人で水やりを終えた後、教室に移動してまた話し始める。叶羽は幸せで満たされていた。
その夜、文化祭に行くことをお母さんに叶羽が話した時、「げっ!アンタも来るの?」とお姉ちゃんが嫌そうな顔をし、喧嘩がまた始まったが……。
文化祭に行こうと約束してから数日後、叶羽はウキウキしながら支度をしていた。
ドット柄のブラウスにデニムを履き、ワインレッドのお気に入りのかばんを手にする。今から文化祭だと思うとわくわくする気持ちは抑えられない。
「あ、そうだ!」