腕を失った日〜あなたを、守りたい〜
「楽しかった〜!」
「小学生であそこまでできるとは……」
ニコニコ笑う叶羽と、顔を真っ青にしている美羽は、先ほど六年生のお化け屋敷に入ってきた。廃校をイメージしたそのお化け屋敷は、低学年が泣き出しているほどの怖さだった。
「美羽ちゃん、顔が真っ青だよ!大丈夫?」
「だ、大丈夫……。たぶん。だって、急に後ろからゾンビが襲ってくるとは想像してなくて……」
そう言いながらも、美羽は倒れてしまいそうだ。叶羽は美羽の手を取る。
「ちょっと休憩しよう。ちょうどお昼時だし」
「うん……」
フラフラの美羽を支え、叶羽は外へと向かう。外の風に当たった方がいいと思ったのだ。おまけに、外には食べ物がたくさん売られている。
「はい、これ飲んで」
美羽を椅子に座らせ、叶羽は素早く飲み物を買ってきた。ちょうどよく冷えたオレンジジュースだ。美羽は「ありがとう」と言い、少しずつ飲んでいく。
「何か食べられそうなものある?少し休んだ方がよさそう」
「小学生であそこまでできるとは……」
ニコニコ笑う叶羽と、顔を真っ青にしている美羽は、先ほど六年生のお化け屋敷に入ってきた。廃校をイメージしたそのお化け屋敷は、低学年が泣き出しているほどの怖さだった。
「美羽ちゃん、顔が真っ青だよ!大丈夫?」
「だ、大丈夫……。たぶん。だって、急に後ろからゾンビが襲ってくるとは想像してなくて……」
そう言いながらも、美羽は倒れてしまいそうだ。叶羽は美羽の手を取る。
「ちょっと休憩しよう。ちょうどお昼時だし」
「うん……」
フラフラの美羽を支え、叶羽は外へと向かう。外の風に当たった方がいいと思ったのだ。おまけに、外には食べ物がたくさん売られている。
「はい、これ飲んで」
美羽を椅子に座らせ、叶羽は素早く飲み物を買ってきた。ちょうどよく冷えたオレンジジュースだ。美羽は「ありがとう」と言い、少しずつ飲んでいく。
「何か食べられそうなものある?少し休んだ方がよさそう」