TRUMPゲーム
「お〜♪結構残ったみたいだね〜☆
アリスちゃんびっくりだよ‼」

ホールに着くともうかなりの人が来ていた。

しかしさっきのゲームの所為か部屋の空気は鉛のように重くピリピリとしていた。


「これで全員でございましょうか?」


この空気の中 十二単 を着た綺麗な女性が
ディーラーであるアリスちゃんに質問した。


「あ〜れ〜?もう1人生き残ってるはずなんだけど?」


アリスちゃんが首を傾げていると

さっき私達が入ってきたホールのドアが開き

「まにあったかな〜♡」

と言いながらフードを被っていて何処かで見た事あるような男が入った来た。

「おっ!!ギリギリセーフ☆危なかったね〜♪
あと30秒くらい遅れたらアウトだったよ☆」

フードの影で男はニヤッと笑うと子供のような笑顔を作り、

「良かった〜まにあって♡」


と言いながら部屋に入ってきた


この男を見ていると嫌な予感がする。

そう警戒しながらアリスちゃんの方を見る。

するとパーッと輝かんばかりの笑顔を見せ

「おねーちゃん!!!」

と言いながら抱きついてきた

「え?」
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