総長さま、溺愛中につき。①〜転校先は、最強男子だらけ〜
楽しい思い出
ごはんを食べたあとは、みんなから学校の話を聞いたり、宿題をしたりして過ごした。
あっという間に時間がたって、気づけば20時だったので、慌てて帰る支度をする。
「鍋、めちゃくちゃうまかったよ」
ふふっ、そう言ってもらえてよかった……。
褒められ慣れていないから、海くんの言葉に照れてしまう。
「まあ、ぼちぼちだったな」
「ま、また作ってくれてもいいけど……」
弥生くんと華生くんもそう言ってくれて、うれしい気持ちになった。
「よかったらまたみんなで食べようね……!」
みんなのおかげで、今日はすごく楽しい1日になったなぁ……。
「今度は俺だけに作って」
拓ちゃんが、甘えるように私を見てきたので、頭をぽんぽんと撫でた。