総長さま、溺愛中につき。①〜転校先は、最強男子だらけ〜










「学校はどうだ? 悪目立ちしたと言っていたが……うまくやっているか?」

「はい! 楽しいです!」

「そうか。まあ、お前の容姿は目立つだろうな。こんな分厚いメガネをかけてる人間はそういないだろう」



 舜先輩が、おかしそうにくすっと笑う。







 スーパーストアにつくと、まだ私たち以外の生徒は数人程度しかいなかった。

 ちらほらと視線は感じるけど、昨日に比べれば全然気にならない。



「由姫は自炊するのか?」



 食材を吟味していると、舜先輩がそう聞いてきた。



「はい。お弁当にしたら節約になりますよ!」

「そうか。いい心がけだな」



 舜先輩は、何を買うんだろう……って、ん?


< 165 / 347 >

この作品をシェア

pagetop