総長さま、溺愛中につき。①〜転校先は、最強男子だらけ〜


「あ……はい、おやすみなさい」



 玄関まで送ろうと、あとをついていく。



「おやすみ」



 蓮さんは私の頭をぽんっと叩いたあと、部屋を出ていった。

 体調……大丈夫かな?

 でも、あんなに食べていたし……もう完治してるはずっ。

 今日は片づけをしたら、お風呂に入ってそのまま寝よう。

 寝る前に、春ちゃんに私から電話してみようかなっ……。

 そんなことを思いながら、リビングに戻った。









 翌日。

 昨日早く寝たからか、まだ日が昇っていない時間に目が覚めた。

 もう少し寝ようと思ったけど、すっかり目が冴えていたので、ずいぶん早いけど支度を始める。

 そうだっ……ちょっと、校内を探索してみようかな。

 まだ行ったことのない場所が多いから、朝の静かな時間を使ってまわってみよう。


< 302 / 347 >

この作品をシェア

pagetop