総長さま、溺愛中につき。①〜転校先は、最強男子だらけ〜
モデルさんみたい……。舜先輩や生徒会長といい、この学校は顔面偏差値が高いのかな……?
ちなみに春ちゃんも、とびっきりのイケメンだ。
「……なるほどな」
先生は私を見るなり、そう口にした。
「……?」
「もうすぐホームルームだから、一緒に教室に向かおうか」
「はい!」
なんの『なるほど』だったんだろう……?
疑問に思いながらも、私は大きく頷いて先生のあとを追った。
チャイムが鳴り、生徒たちが一斉に教室に入っていく。
途端に静かになった、突き当たりの見えない長い廊下を進む。
「すでに説明されただろうが、うちの学校は学力順のクラス編成になっている」
「はい」
「……ま、お前は間違いなく、学年トップだろうな」
「え?」
私が……?