世界の終わりと目覚め
予知夢を見る者
バグニャ.ドリム
ウニバルゾには預言者と呼ばれる者がいる
昔は各地に何人か存在し『ネプチューン王国』では《マスター》を助け
国民も彼らを崇めていた
しかしいつの日か預言者は、悪魔として扱われるようになった
各地に散らばっていた《預言者》は集まり[紡ぎ]という特殊な術を使い乗り物を作ることに成功した。
かれらはネオスの《予言者》と同じ存在『夢の一族』の元に集まった
血は濃くなり新たなる一族『ドリム家』が誕生した。
バグニャは長い髭をどう扱うかを考えていた
髪の毛や髭は魔力の源と信じる彼らにとって髭を切ることすら重要なのだ
ネオスは龍達が守る所が多く、各惑星のような球体を守る『パトロン』と呼ばれる領主がいる所もあるが予言の助けを求めにくることはあまりない。
予言者よりも始まりの鳥の子孫だといわれる『ティ一族』のほうが旅をしてでも頼る
なので一族の長であるバグニャは髭の心配などしていられるのだ
「じいさん、新しい文様をいれたんだ見てくれ。」
銀髪に緑と赤が混じった少年が入ってくる
「ホセか、見慣れない文字じゃな?」
「これは精霊の言葉らしい。」
文様というのは文字通り言葉を魔術で繋いで作る術だ
術を完成させるのは難しく一番の術師、チェンライでも失敗するという
ホセはチェンライの娘の息子だ、彼は言霊集めにかんしてはチェンライも越しているとバグニャは密かに思っている
「わしの髭先を切らんでくれ。これは強烈な火の力じゃ。」
切れた髭を束ねて机に置く
「長すぎだろじいさん。先がなくなってもえいきょうないだろ。」
伸びすぎといわれればその通りなのだバクニャの髭は床に届くばかりか離れた所にいるホセのとこまで届いていたのだから
「髭を使う癖がついたわしも悪い。また紡いで刻んだようじゃの?」
「だと思うだろう?」
「フム刻んだにしては深いの。」
「これは秘密だぜ。ネプチューンに火の聖獣の火で焼きつけたんだ。」
文様術は刻むやり方と焼くやり方がある
刻むのはティの羽か龍の爪を使う
火はとくに決まりがない
聖なる者の火をどのようにとは、あえてきかない
それにしても凄い威力だおかげで半分は髭が切れた
ホセの二の腕には複数のチェーンのような文字の真ん中に太く刻まれた文字
おそらく複数の組み合わせだ
腕だけではない顔をのぞけばホセの全身は文様で埋め尽くされている
腰に輪が見えるのはそこにもおびただしい量の文様があるからである
「むちゃはせんようにな。しぬぞ。」
「死んでもいいさ。母さんの病はよくならない母さんが死ねば俺が死んでも悲しむやつなんていない。」
ホセはそういって指先から文様をだす
「ほらよ、じいさんヒゲはこれで強さを増すぜ。」
机に置いた髭が綺麗に加工され、緑色の容器に入ったようになっている。
「すばらしい力を汚すようなことは控えるんじゃぞ。」
毎回、言っている言葉だ
末王子とあちこち遊び歩いていることは有名な話だ
ホセの父親にあたる守人オリオンは、長男のドニーには期待を寄せているがホセには無頓着だ
ドニーも過ちを犯したの
バグニャは髭を言い訳に考えないようにしていた息子のことを思いだしためいきをついた。
昔は各地に何人か存在し『ネプチューン王国』では《マスター》を助け
国民も彼らを崇めていた
しかしいつの日か預言者は、悪魔として扱われるようになった
各地に散らばっていた《預言者》は集まり[紡ぎ]という特殊な術を使い乗り物を作ることに成功した。
かれらはネオスの《予言者》と同じ存在『夢の一族』の元に集まった
血は濃くなり新たなる一族『ドリム家』が誕生した。
バグニャは長い髭をどう扱うかを考えていた
髪の毛や髭は魔力の源と信じる彼らにとって髭を切ることすら重要なのだ
ネオスは龍達が守る所が多く、各惑星のような球体を守る『パトロン』と呼ばれる領主がいる所もあるが予言の助けを求めにくることはあまりない。
予言者よりも始まりの鳥の子孫だといわれる『ティ一族』のほうが旅をしてでも頼る
なので一族の長であるバグニャは髭の心配などしていられるのだ
「じいさん、新しい文様をいれたんだ見てくれ。」
銀髪に緑と赤が混じった少年が入ってくる
「ホセか、見慣れない文字じゃな?」
「これは精霊の言葉らしい。」
文様というのは文字通り言葉を魔術で繋いで作る術だ
術を完成させるのは難しく一番の術師、チェンライでも失敗するという
ホセはチェンライの娘の息子だ、彼は言霊集めにかんしてはチェンライも越しているとバグニャは密かに思っている
「わしの髭先を切らんでくれ。これは強烈な火の力じゃ。」
切れた髭を束ねて机に置く
「長すぎだろじいさん。先がなくなってもえいきょうないだろ。」
伸びすぎといわれればその通りなのだバクニャの髭は床に届くばかりか離れた所にいるホセのとこまで届いていたのだから
「髭を使う癖がついたわしも悪い。また紡いで刻んだようじゃの?」
「だと思うだろう?」
「フム刻んだにしては深いの。」
「これは秘密だぜ。ネプチューンに火の聖獣の火で焼きつけたんだ。」
文様術は刻むやり方と焼くやり方がある
刻むのはティの羽か龍の爪を使う
火はとくに決まりがない
聖なる者の火をどのようにとは、あえてきかない
それにしても凄い威力だおかげで半分は髭が切れた
ホセの二の腕には複数のチェーンのような文字の真ん中に太く刻まれた文字
おそらく複数の組み合わせだ
腕だけではない顔をのぞけばホセの全身は文様で埋め尽くされている
腰に輪が見えるのはそこにもおびただしい量の文様があるからである
「むちゃはせんようにな。しぬぞ。」
「死んでもいいさ。母さんの病はよくならない母さんが死ねば俺が死んでも悲しむやつなんていない。」
ホセはそういって指先から文様をだす
「ほらよ、じいさんヒゲはこれで強さを増すぜ。」
机に置いた髭が綺麗に加工され、緑色の容器に入ったようになっている。
「すばらしい力を汚すようなことは控えるんじゃぞ。」
毎回、言っている言葉だ
末王子とあちこち遊び歩いていることは有名な話だ
ホセの父親にあたる守人オリオンは、長男のドニーには期待を寄せているがホセには無頓着だ
ドニーも過ちを犯したの
バグニャは髭を言い訳に考えないようにしていた息子のことを思いだしためいきをついた。