世界の終わりと目覚め
バグニャは体は王妃のちからで支配されていたが意識は自由だった
息子達には伝えていない夢一族の真の力
見えない生命のエネルギーの道を魂魄でたどること
この力は世界が見えすぎるうえに自分の中に巨大な力を溜め込み寿命を縮める
『ドリム家』に許された特別な力だ
バグヤンには修行させても良かったのかもしれぬ……ホセはあてにならんからの…いずれは我らがエナジー管理をしなくてはいけない日がくる。
老いた肉体には魂は戻れないだろう
バグニャはある一族の力ある者にささやいた
『世界の均衡が崩れる、はじまりは【ホワイトピジョン】からそこからはじまる。エナジーと【ミィスリル】が産む日を注意せよ。ワシはしばし闇の旅にでる。』
それを聴いた者はユックリと身をおこした
バグニャは闇に旅立つ時に2つの光を受け取った
「お前達には秘儀を教えておくんだった……悔いても滅びた者は戻らぬ。ワシと行くかこの世界に留まるかは自分達で決めなさい。」
小さな光はバグニャのマントに入り込み、大きな光はひとまわりして【ネプチューン王国】のほうに消えていった。
平和だった【ネオス王国】
王妃の暴発した欲望と憎悪の力は凄まじかった
「私が抑えます。兄上は王と王子を安全なばしょへ……」
「娘と息子達だけを頼む。我はこの力と戦う。」
エディーラの兄、ティラーヌの言葉に王は静かにこたえた。
「しかし……」
「我が、責任を取りこの闇を喰い止めなくてはならぬ。エディー、我が滅びたらコーリィンを王に……」
済まない兄じゃ……我が主。
エディーラは王子達を背に乗せその場を後にした
【ナイトメア】の暴走はティラーヌ力で治まった
しかし力を使い果たしたティラーヌにはそれ以上の力はなかった
……【リーべ】は終わる。
王と戦う人々はあきらめていた
「民がすべて出ていくまではくいとめるんじゃ。」
もはや力はない体のあちこちに魔力の限界の印がでている
「サイ、シルク、そなた達は城の宝庫を守りいざとなれば空間移動をさせるのじゃ。」
王に使える大魔術師の二人は主の心をくみ取り
涙をうかべながらその場を後にした
ギボンの香りも役にたたず……炎は増す
氷が溶けすざまじい蒸気で真っ白になっている
【塔の広場】を焼きつくし、王宮をおおう瞬間
銀色の光が現れた……
「ベガ様……」
それはペガサスの中の王といわれる一族の姫だった
仲間を引き連れたベガは銀色の矢となり王宮をおおった
町からみた人々にはそれは銀色の雲のようだった
そして一羽の大きな金色の鳥がそれを覆いつくした
ネオスの騒動は王宮のまわりを少し焼くていどで奇跡てきに治まったのだ
この奇跡は二度とおこることはなかった。
息子達には伝えていない夢一族の真の力
見えない生命のエネルギーの道を魂魄でたどること
この力は世界が見えすぎるうえに自分の中に巨大な力を溜め込み寿命を縮める
『ドリム家』に許された特別な力だ
バグヤンには修行させても良かったのかもしれぬ……ホセはあてにならんからの…いずれは我らがエナジー管理をしなくてはいけない日がくる。
老いた肉体には魂は戻れないだろう
バグニャはある一族の力ある者にささやいた
『世界の均衡が崩れる、はじまりは【ホワイトピジョン】からそこからはじまる。エナジーと【ミィスリル】が産む日を注意せよ。ワシはしばし闇の旅にでる。』
それを聴いた者はユックリと身をおこした
バグニャは闇に旅立つ時に2つの光を受け取った
「お前達には秘儀を教えておくんだった……悔いても滅びた者は戻らぬ。ワシと行くかこの世界に留まるかは自分達で決めなさい。」
小さな光はバグニャのマントに入り込み、大きな光はひとまわりして【ネプチューン王国】のほうに消えていった。
平和だった【ネオス王国】
王妃の暴発した欲望と憎悪の力は凄まじかった
「私が抑えます。兄上は王と王子を安全なばしょへ……」
「娘と息子達だけを頼む。我はこの力と戦う。」
エディーラの兄、ティラーヌの言葉に王は静かにこたえた。
「しかし……」
「我が、責任を取りこの闇を喰い止めなくてはならぬ。エディー、我が滅びたらコーリィンを王に……」
済まない兄じゃ……我が主。
エディーラは王子達を背に乗せその場を後にした
【ナイトメア】の暴走はティラーヌ力で治まった
しかし力を使い果たしたティラーヌにはそれ以上の力はなかった
……【リーべ】は終わる。
王と戦う人々はあきらめていた
「民がすべて出ていくまではくいとめるんじゃ。」
もはや力はない体のあちこちに魔力の限界の印がでている
「サイ、シルク、そなた達は城の宝庫を守りいざとなれば空間移動をさせるのじゃ。」
王に使える大魔術師の二人は主の心をくみ取り
涙をうかべながらその場を後にした
ギボンの香りも役にたたず……炎は増す
氷が溶けすざまじい蒸気で真っ白になっている
【塔の広場】を焼きつくし、王宮をおおう瞬間
銀色の光が現れた……
「ベガ様……」
それはペガサスの中の王といわれる一族の姫だった
仲間を引き連れたベガは銀色の矢となり王宮をおおった
町からみた人々にはそれは銀色の雲のようだった
そして一羽の大きな金色の鳥がそれを覆いつくした
ネオスの騒動は王宮のまわりを少し焼くていどで奇跡てきに治まったのだ
この奇跡は二度とおこることはなかった。