あなたの優しさは私しか知らない
私が、文句を言うと チャラ男は本気で切れてしまって、私の手首を掴んで路地裏に連れて行こうとした時___________

「おい 何をやっている」

私の耳に入ってくるのは 私が知っている
声だった。

「.............仁さん」

どうして、彼がいるのだろう ここは 西の街 東の街では無いのに。


チャラ男は、ヤバいと呟いて 走って逃げて
行った。

「.......あの ありがとうございます 助かりました」

もし、仁さんが 来てくれなかったと思うと ゾッとする。
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