あなたの優しさは私しか知らない
ふと、疑問に思うことを仁さに問いかけてみたら、"東に情報が来てな 西の女神がナンパをされている と聞いて 気づいたらここに来ていた" と返された。私は、もう1回仁さんにお礼を言った。
「またな」
私は自宅のマンションにまた送ってもらった。
ほんとに仁さには迷惑かけてばかりだ。
「はい」
私がマンションに入るまで 仁さは 見てくれていた。
この時、仁さんが 私の手首が赤くなっている所 を冷たい目で見ていた事を気づかなかった事を後悔した。