あなたの優しさは私しか知らない
この前の、ナンパを思い出した。


チャラ男が、私の手首を掴んだ手は右手だったから。

私は、仁さんを軽蔑した訳じゃない ただ 私のせいで仁さんが悪く言われるのが嫌だったからだ、あのチャラ男なんて、どうでも良かった 。




_________「レイ」

耳に聞こえたのは、愛おしいあなたの声。


「ッ仁さ.......ん」

_____ッガバ

私は、仁さんを 息が止まるほど、ギュっと抱きしめた。
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