極上パイロットが愛妻にご所望です
「お酒、強いんですね」

「休日にしか嗜まないが、さほど強くはないよ。酔うかもしれない。これを一本飲んだらね。砂羽は? ほんのり頬が赤くなってる」

「私は三杯か四杯が限度かも」

 話す私の唇に、彼の視線が止まった。

「……砂羽にキスしたい」

 私が持っていたグラスが取り上げられ、テーブルの上に置かれる。

 夜会巻きにしていた髪のピンが引き抜かれ、ふんわりと肩に落ちた。

「あっ」

 肩に触れた髪へ手を伸ばしたとき、桜宮さんの端整な顔がゆっくり近づいてきて、唇が重なった。

 まるで私の唇を味わうように動かされる唇に、頭の中に靄(もや)がかかっていく。

 ちゅ、ちゅっと、リップ音の響きが扇情的で、気づくと私はソファの上に押し倒されて、桜宮さんのキスに夢中になっていた。

 いつの間にかワンピースの前ボタンが外され、白のブラジャーのレースが露わに。ブラジャーの上から胸を揉まれ、ビクッと身体を跳ねさせてしまう。

「華奢なのに、胸が大きくて、制服がドキッとするくらいよく似合う」

 ブラジャーが下げられ、大きくてコンプレックスのある膨らみが、桜宮さんの目に晒(さら)された。

「すげえ、きれい……」

「恥ずかしいから、見ちゃダメ」

 両手で隠そうとする私の両手首が掴まれ、万歳をするような格好をさせられ、彼の顔が胸に降りてくる。

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