極上パイロットが愛妻にご所望です
 ブラジャーが指の先で下ろされ、すでに敏感に尖り始めた頂を弄び始める。

「あぁっ……、朝陽っ、……あっ……」

 鎖骨辺りを強く吸われ、そして胸を責められ、腰が疼いている。

「別れましょうって、言ったのに、このネックレスはつけてくれていたんだ」

 朝陽の唇がゴールドのチェーンの部分を軽く引っ張る。

「だ、だって……あっん、いつも……んぁっ、つけて……」

 耳に戻ってきた唇は耳朶を噛んだり、舌で舐(ねぶ)り始め、シンクに手を置いて身体を支えなければ座り込んでしまいそう。

「もう離さないから」

 誓いの言葉に胸の奥がキュンとなり、朝陽を抱きしめたくてたまらなくなる。

「砂羽を思いっきり愛したい。こことベッドどっちがいい? 俺はここでも構わない。今すぐ砂羽の中に入りたい」

 ここってキッチンっ!?

 目を丸くして、気づけばブラウスのボタンは外され、ブラジャーは用途をせず、胸の膨らみが見えて、淫らな姿になっていた。

「ベ、ベッド……」

「OK」

 クッと喉の奥で楽しそうに笑った朝陽は私を抱き上げると、キッチンを離れ、寝室へ向かった。


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