WhiteSnowPrincess
「思い出したようだね、自分の名を。」

メロウの言葉に、白雪姫はコクン。と頷きました。

「じゃあ、俺は帰るよ。なんとか誤魔化すけど…ちゃんと逃げるんだよ。」

「うん、ありがとう。」

「じゃあ、気を付けて。」

メロウは笑顔でその場から立ち去りました。

白雪姫はメロウを見送った後、ゆっくりと森の奥へ奥へと進んで行きました。
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