WhiteSnowPrincess
(やっぱり俺にマフィアは向いていないのかもしれない。

そうだ。ボスにお願いしてこの仕事から足を洗おう。

妹達とまた暮らすんだ。

久しぶりに逢うからきっと前よりぐんと成長しているんだろうな。

早く…

早く妹達に…)

――バァンッ

伸ばした手は誰にも届かず。

「甘いんだよ、お前の思考は。」

鳴り響く銃声よ、彼の胸で眠りなさい。

「ボスに連絡しなくちゃな。こいつは甘ちゃんのままでした。ってよ。」

哀れなファイ、メロウに…アーメン。
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